先日、会員研修会に参加しました
テーマは、「渉外実務について」
渉外実務って、何のこと?
あまり聞き慣れない専門用語かもしれません…
具体的に申し上げると、
「外国人が日本で会社を設立する」
「外国会社が日本における営業所を設置する」
「外国人が日本の不動産を売買する」
「外国人が日本に不動産を残して死亡した」
など…
渉外実務とは、日本における法律問題について、
外国人や外国企業との関連において、
その法律問題を処理することをいいます
その他、海外在住の日本人が不動産を
売買するといったケースもあります
渉外実務を積極的且つ専門的に取り扱う事務所?
私の実務経験上、あまり多くないと思います
私の事務所においても、外国籍(中国・韓国・台湾)を
有する被相続人に関する相続手続きや
外国人との契約など、渉外実務の経験はありますが、
相談件数そのものが少ないのが現状です
渉外実務において、最も難しいこと…
法律知識や外国語などもその一つですが、
私は、「外国人とのコミュニケーションでは?」
と感じています
アジア系外国人の多くは、日本語が堪能ですが、
日本語の細かいニュアンスまでは理解できません
それゆえ、電話での打ち合わせは避けた方が無難です
とはいえ、メールや面談で、100%通じるわけでもなく、
渉外実務を通じて、コミュニケーション能力の重要性
を痛感しています
経済取引の国際化に伴い、
法律業務の分野も国際化が進んでいます
また、TPPにより、法律業務そのものが大きく変わる
かもしれません
今回の研修会で学んだことを参考にして、
日々、研鑽を積み重ねたいと思っています
阿倍野区の司法書士西田辺駅前事務所 makosurf